ニュース『インフィニティニキ』開発特集:コーデデザイン~空想季~
2025-04-13

仮面をつけて、華やかな衣装を纏い、自信を持ってステップを踊る……空想季のコーデを身に付けると、なんだかワクワクしますね!これは間違いなく、コーデに秘められた不思議な力のおがけでしょう!デザイナーさんは一体どんな魔法をかけたのでしょうか?

それではここで、ダンスホールではしゃいでいる美術チームの皆さんに、今回のコーデデザインについて紹介していただきます!


Q1:美術チームの皆さん、こんにちは!「インフィニティニキ」のコーデは、どのように設定から美しい衣装へと仕上がっていくのか、簡単に教えていただけますか?

美術チーム:

そうですね。私たちはアートやカルチャー、音楽、映画など、さまざまなコンテンツから発想を得て、作品のキーワードとテーマを選定します。それに基づいてコーデのコンセプトとデザインスタイルを決め、まずは文字だけの設定をビジュアル化していくんです。それを形にしていく過程では、全体的な表現だけでなく、細部の組み合わせにまでこだわることで、スタイリストの皆様が見た瞬間、目の前がパッと明るくなるようなデザインに仕上がると考えています。

具体的に言うと、新しいコーデを形にするまでのアプローチは2種類あります。一つ目は選定したコンセプトから最適なデザインの方向性がわかるまで、何度も修正を繰り返すこと。方向性が定まったら、一歩一歩着実に完成度を高めていきます。二つ目はデザイナー自身の美学や趣味から、面白い発想やひらめきを得ること。それに合ったイベントがあれば、イベントのテーマと完璧にマッチするまで何度も元々のデザインに調整や修正を加えていきます。どちらの道も、実現までには長い時間と修正を重ねることになりますね。その上、コーデとプレイをより強く繋げるために、それぞれのスキルもデザインする必要があります。

もちろん、これは美術チームだけでは達成できないので、チーム間での連携も大事です!デザインが完成した後、私たちはより具体的な三面図や模様の素材を作成し、それを3Dチームに渡します。3Dで表現したものが必ずしもデザイナーの構想と一致するとは限らないので、3D化の過程には原画デザイナーも引き続きフォローアップします。そして、エフェクトチームのサポートも重要です!適切なエフェクトがあれば、コーデスキルはより直感的で完璧なものとなります。こうして、プランナーや美術、モデリング、プログラミングといったチーム全体が「魔法」で力を合わせ、スタイリストの皆様に美しいコーデを仕立てることができるのです!


Q2:イベントの雰囲気は様々ですが、デザインする時はどのような要素(色、模様、材質など)を用いてイベントのテーマに合わせていますか?

美術チーム:

確かに、イベントはどれも雰囲気が違いますね。ですが、私たちが目指す目標は同じです!それは、スタイリストの皆様が着てみたいと思えるコーデを作り出すこと!この前提を踏まえて、イベントのテーマや雰囲気、ストーリーをしっかりと確認してからデザインを始めます。

例えば、流星季の「羽ばたく願い事」には、金色の光と折り鶴を。花焔季の「夜を彩る光」には、ドレスを飾る華やかな花焔を。「夜明け前の躍動」にあしらわれたリボンと風船の要素は、賑やかなお祭りにピッタリです。伝説季の「クラシックの楽章」では、繊細な透かし模様の金属と軽やかな白いシフォンの組み合わせ、そして流れる音符とクリスタル製のぜんまいと、どれもクラシックな楽章を奏でるイメージを反映しています。

今回の空想季の雰囲気はさらに独特で、どこか狂気さえ感じますね。少しマニアックなテーマになりますが、コーデのデザインにある程度の取捨選択を行い、最終的に決まったのが「おとぎ話風」でした。カラフルなおとぎ話に、誇張されたカッティング。皆様に素敵な幻想をお見せしましょう!

それに加えて、ギャグを取り入れたデザインは、よくモモのマントに使います。モモのマントも、ちゃんとイベントの雰囲気に合っていますよ!(今回はさすがにやりすぎました。許して、モモ!)


Q3:空想季では、すごくはしゃいでいましたね。皆さんはどんな心情で空想季のコーデをデザインしたのでしょうか?

(キラキラして登場)(仮面をつける)(叫ぶ)(四肢が長くなる)(叫ぶ)(踊る)(左腰をひねる)(右足を踏み出す)(狂ったように踊る)(ニキを引き寄せる)(狂ったように踊る)(叫ぶ)(踊る)(左腰をひねる)(右足を踏み出す)(華麗に締めくくる)(仮面を外す)(四肢が元に戻る)

……ギャグ要素は全部モモに任せたので、穏やかな心情でデザインしましたよ!!


美術チーム:

とにかく、おしゃれな部分はニキに。おもしろい部分はモモに(ちょっと!)。コーデの美しさを最優先にして、その後にちょっとした遊び心を加えました。皆様に素晴らしい衣装をお届けするだけでなく、驚きや楽しさも感じていただけるようにしたいと考えています!

空想季で実装されたジェスチャーやダイヤ、絵文字の髪飾りは、まさに頭の中が狂気で満ちている状態で作ったものでした。何も考えず、ただその時の気持ちをデザインに落とし込んだ結果、意外とスムーズに完成しましたね。さすがは空想季!(仮面を外す)(華麗に締めくくる)


Q4:無料で獲得できたレインコート「モモ雨との邂逅」はすごくリアルな質感でできていましたね!こういった特殊な材質の衣装は今後さらに増えるのでしょうか?

美術チーム:

はい!レインコートのビニール素材と進化後のレーザー加工は、すべて空想季で初めて試したものです。季節の特徴に合わせ、今後も新しい素材を用いた様々なスタイルのコーデを作る予定ですよ。面白いスキルやエフェクトもたくさん登場しますので、どうぞお楽しみに!


コーデデザイン紹介【緋い夜の狂想】

【デザイン構想】

SNSでは、既にこのドレスのひらめきの元を言い当てたスタイリストもいるそうですね!

そう、マジカルキャットです!

コンセプトとしては、エイプリルフールに踊っている不思議なぬいぐるみでした。

手持品のぬいぐるみは、何回も修正を重ねてやっと完成した自信作です!

※下記は初期デザインになります。

最初はダークでゴシックなドレスを作ろうと考えていたんです。ですが製作が進むにつれ、賑やかでリラックスした雰囲気の空想季に合わせ、より鮮やかな赤色へと変更しました。

シルエットデザインですが、これも以前までのドレスとは結構違います!スタイリストの皆様から、ロングドレスを着て探索やアクションをする際、重くて違和感を感じるといったコメントをたくさんいただきました。そのため今回は半透明なシフォンを使い、足が見えるシルエットデザインにしてみたんです。その上で、色合いの配置にも工夫を凝らしました。これでスタイリストの皆様に、より身軽な気分でマーベル大陸を駆け回っていただきたいです!

【ディテール】

素材とシルエットデザインだけでなく、ディテールがもたらす表現力も重視しています!中でも目を引くのは、たくさんのリボンで乙女心を表現した可愛らしいデザイン。巻き髪を小さなリボンで飾ることにより、少女の無邪気さが一層引き立ちます。ストッキングに等間隔で並ぶリボンとアーガイル柄もオシャレ感をプラスしています。そして何より、背中の大きなリボン!まさにファンタジー!子供の頃から欲しかった可愛いリボンに、ふわふわのトレーンドレス!素敵すぎて筆が止まりません!

【コーデスキル】

コーデスキルを考える際は、コーデのコンセプトからアイディアを広げるのが一般的です。空想季の奇想天外なイメージに合わせた、ぬいぐるみをコンセプトとしたコーデ。願いのカーニバルのストーリーから、視点を変えて、プレイヤーが操作できるアバターを増やすという発想に辿り着きました。モモが狂喜の仮面をつけて足の長いモモになったように、ニキもぬいぐるみに変身し、斬新な視点から軽やかにマーベル大陸を探索できます!

また、今回のコーデのコンセプトは、このスキルの代償や制限といった要素も暗示しています。例えば、華やかさが際立ったドレスの中にある仄暗さ。これはぬいぐるみの美しさゆえの代償であり、主人に付き添う責任の重さでもあります。ぬいぐるみに変身した後の身軽さは、束縛を解いて、自由を手に入れたことを表します。物理的な変化以上に、ぬいぐるみに切り替わる時の心境の変化を表現しているのです。


コーデデザイン紹介【テーラリングアート】

【デザイン構想】

こちらのコーデのデザインは、初期の段階から難航していました。マニアックなデザインと、普遍的な美しさのバランス。そのバランスを取るために、色合いもシルエットデザインも試行錯誤を繰り返して、最終的に出来上がったのが今の「テーラリングアート」です!

ひらめきの元は「マッドハッター」、不思議な国でクルクル踊るのにピッタリなコーデです。テーラリングアートに夢中なマッドアーティストなら、ドレスをどんな風に仕立て上げるでしょう?もしかしたら、最も身近な相棒であるハサミをデザインに取り入れるかもしれませんね!

【ディテール】

このコーデには、メジャーやボタン、糸、布切れ、ハサミなど、裁縫に関する要素がたくさん付けられています。それは肩紐やアイマスク、リボン、帽子、スカートの裾など、いたるところに隠されており、中でもハサミの要素は特にユニークです。背中のリボンだけでなく、実は帽子やベストもハサミ型になっているんですよ!

【コーデスキル】

「テーラリングアート」のコンセプトとして、一番最初に思い浮かぶのが仕立て屋と美容師のことですね。動物たちのお手入れという、スタイリングのイメージが強いスキルにしました。すれ違う瞬間に動物たちの毛糸を刈り取ることができますが、うっかりスタイリングに失敗してしまうこともあります!スタイリングが失敗した時の「変わった飾り物」も二種類用意してあります!


コーデデザイン紹介【モモ雨との邂逅】

【デザイン構想】

これは長い冒険の中で、ニキとモモが寄り添ってきた時間から生まれたコーデです。まだ開発の初期段階の頃、ニキはレインコートを持っていないため、ゲーム内で雨が降り出すと、くしゃみをしながらガクガク震えていました。その隣に立つモモを眺めたとき、思わず「雨に打たれるニキを心配しているのかな?」と考えてしまいました。

その瞬間ひらめいたのです!ニキに特別なレインコートをデザインしたいと!これを着れば、ニキは雨の中でも暖かさと楽しさを感じられます。雨を避けて走るときも、きっと軽やかで、明るくて、可愛い姿でいられるはずです!

【ディテール】

レインコートはモモのイメージカラーの黄色にしました。シルエットデザインはモモのマントを参考に、ゆったりとして、ちょっとお茶目な感じで。裾には虹の模様があり、雨上がりが近いことを示しています。そして背中にはモモとおそろいの白いもふもふしっぽ!歩くたびにゆらゆらと動き、まるでモモが後ろに引っ付いているような気分になれます。

そして、走るときには靴の裏にある肉球が見えます!

デザインの参考に、マントを脱いで見せてくれたモモ